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『同志少女よ、敵を撃て』(髙橋)

こんにちは、LS3年の髙橋です。
暑い日が続き、そろそろ夏休みに入りますね!せっかくの長期休暇、本を読んでみてはいかがでしょうか。
 
今回私が紹介するのは『同志少女よ、敵を撃て』という本です。
「2022年本屋大賞受賞」「第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞」といった輝かしい受賞歴を持っているのでタイトルを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
 
本作の舞台は第二次世界大戦における独ソ戦中のソ連です。主人公のセラフィマは故郷をドイツ軍に奪われ、復讐のために女性狙撃手になることを決意しました。似た境遇を持つ仲間たちと共に修行を積んだ後に激戦となるスターリングラードの前線へと向かいます。彼女と仲間たちは、そして戦争はどのような結末を迎えるのか……!
 
作家の桐野夏生さんは本書についてこう語りました。
  ――これは武勇伝ではない。
      狙撃兵となった少女が何かを喪い、
        何かを得る物語である。
 
不安定な世界情勢が続く今だからこそ読んで欲しい一作です。戦争小説と聞くと難しそうな印象を受けるかもしれませんが、意外と読みやすいのでぜひ読んでみてください!

『同志少女よ、敵を撃て』

逢坂冬馬著 2021年
 
請求記号:913.6/A25d
登録番号:Y325912
バーコード番号:001683185W
配架場所:2F