デジタルアーカイブ

貴重資料

ドイツの教育学者・哲学者であるパウル・ナトルプの全蔵書を移し入れた「ナトルプ文庫」(4,454冊)は、学外の研究者にとっても貴重な文庫となっています。
パウル・ナトルプは、19世紀末から20世紀の初めにかけて活躍したドイツの哲学者、教育学者であり、日本では特にその教育学が大正から昭和にかけて広く知られた人物です。
成城大学図書館では、このパウル・ナトルプの蔵書4,454冊を所蔵しています。ナトルプの没後、残された蔵書を大正14年(1925)に購入、コレクションしたもので、ナトルプ文庫と名付けられています。その蔵書の中身は哲学、教育学関係を中心に宗教、心理学、歴史、自然科学など多岐に渡り、他にパンフレットや第一次世界大戦下のドイツ国内の新聞のつづり込みを国際問題や思想界等の分野別に製本している資料もあります。また資料にはナトルプの手になる書き込みも多く見られ、その他にも手稿や書簡も所蔵しています。
目録もあります。
成城大学新聞は、1953年4月18日に第1号が産声を上げて以来、編集母体は成城大学学友会から新聞会に移行し、紙面やタイトルを変えながら発行されてきました。第1号1面の【発刊に際して】には「…我々成城大学学生の一つの方向を示さんとするこの新聞…」とあり、その気概を感じることができます。成城大学の学生が、自らが学ぶ大学や学生生活、さらに社会全体をどのようにとらえていたのかを窺い知ることのできる興味深い資料です。ここに公開されているのはその第1号から1994年7月1日発行の231号までで、学内からのみ閲覧ができます。
『もゝちどり』には墨蹟、色紙、短冊など225枚の古筆切が貼り込まれています。鎌倉時代の歌切が豊富で、中でも水鏡の古筆切は他に例がなく研究の上でも注目に値する資料です。
《収録されているおもな古筆切の切名と伝称筆者》
〈歌切〉大聖武五行(聖武天皇)、丹波切五行(白河天皇)、紫紙金字経切三行(後宇多天皇)、多武峰切二行(藤原鎌足)、金銀交書経切三行(平頼盛)、下絵朗詠集切(藤原行成)、筑後切(伏見天皇)、竜山切(源通親)、顕広切(藤原俊成)、八幡切(飛鳥井雅有)、八瀬切(四条隆博)、八坂切(甘露寺光経)、宇治切(世尊寺行能)、墨流切(藤原有家)、西山切(高倉清範)、下田屋切(兼空)、隆達小歌集切(隆達)〈物語切〉冷泉家流伊勢物語注切(京極為兼)、源氏物語切(冷泉為相)、源氏物語梗概本切(後伏見天皇)、源氏物語系図切(尭仁法親王)、平家物語切(貞敦親王)、水鏡切(吉田兼好)、扇の草子切(覚道親王)
『もゝちどり』の概要については、下記資料をご参照ください。
 不可思議な鳥獣、異様異体の鬼神たちが登場する「怪奇鳥獣図巻」は、江戸の無名の絵師によって描かれた極彩色の絵巻物です。76種の異様な鳥獣が次々登場します。これらの怪獣奇鳥の多くは、江戸時代よりはるか大むかし、中国古代の奇怪な博物誌『山海経』という書物に姿を現しています。古代中国と江戸期日本のイマジネーションが交差する幻の妖怪絵巻物です。
 描かれた鳥獣類の多くは想像上の存在ですが、鳥類に属するものが30種、獣類に属するものが46種に分類されています。
 『拾遺百番歌合』は、鎌倉時代初期の歌人、藤原定家(1162-1241)が編纂したもので、源氏物語をはじめとする王朝物語中の登場人物が詠んだ歌を左右につがえて歌合の形式にした『物語二百番歌合』の後編にあたります。左方に『源氏物語』中の人物の歌、右方には、『夜寝覚』や『御津の浜松』など十編の物語中の人物の歌を配しています。
概要については、
をご参照ください。
 『探幽縮図』は、江戸初期の大画家、狩野探幽(かのうたんゆう)(1602-74)が、自身の触目した膨大な量の古画を丹念に縮写したものです。それらは一括して「探幽縮図」と総称され、各地の美術館等に伝えられています。江戸狩野の確立者である狩野探幽の「探幽縮図」と、探幽亡きあとの江戸狩野の総帥、狩野常信による「常信縮図」は古画研究の貴重な資料といわれています。本縮図は、やまと絵,漢画,中国画の多彩な分野が模写され、巻物に仕立てられています。この資料は重要美術品に認定されています。