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『イノベーション入門』(伊東)

はじめまして!LS2年の伊東です。
私は、他のLSメンバーと同じく「本好き」が高じてLSに入ったメンバーの一人なのですが、読む本の領域が他のメンバーとは少し違っているように感じています。私は、他のLSメンバーと違い、小説などを読むことよりも、社会科学系の専門書などを読み漁ることが好きです(笑)
 
私は、社会イノベーション学部の政策イノベーション学科で勉強しているのですが、今回はそんな視点から、“社イノ”の学生として一冊、おすすめの図書をご紹介したいと思います!
 
成城大学図書館には、「OPAC(Online Public Access Catalog)」という蔵書検索システムがありますが、これを使用して「イノベーション」という言葉を検索すると、その該当する件数は、なんと「596件」もあるのです!これほどまでに、「イノベーション」という考え方が愛されている学部は、他の大学にないのではないでしょうか。
それもそのはず、本学の社会イノベーション学部は、日本で初めてイノベーションをつけた学部で、現在も、日本の大学で「イノベーション」を冠した学部は、文系分野では他の大学に一つもないのです。※2022年1月現在
 
今回は、なかでもその“入門”として、その名もズバリ『イノベーション入門』という本をご紹介します。
 
「イノベーション」という言葉は、多くの方にとって、近年耳にすることが増えた言葉ではないでしょうか。しかし、言葉にして説明してほしいと言われても、なかなか言葉にまではできない方も多いと思います。残念ながら、「イノベーション」という言葉は、誤った解釈で用いられてしまっていることも多くあるのです。
 
それでは「イノベーション」について勉強した者はどうかというと、社会イノベーション学部の学生であっても、また、研究を重ね続けてこられた先生方であっても、その定義を容易にはできないことがあります。
 
「イノベーション」とは、大きな枠組みの流れの中で捉えられるべき概念であり、その多面的な性格を言い表すことはとても困難です。本書は、その入門として、これまでイノベーションという考えに触れてきた方にも、触れてこなかった方にも、理解を深めるためにぜひ一読していただきたい一冊です。
 
LSのメンバーは、同じ「本」や「図書館」に魅力を感じて集まってきているものの、抱いている一つ一つの興味関心は、実際のところバラバラです。メンバーと話していると、趣味から勉強まで、多種多様な領域のことについて知ることができ、世界が広がるので楽しいです。
LSでは、学部の壁に一切捉われることなく交流をしています。ぜひ興味をお持ちの方は、学部・学年に関係なく気軽に声をかけてくださいね!
 
今回は、図書の紹介にあわせ、「イノベーション」についてのイントロダクションとなりましたね。とても奥が深く、面白い考えなので、ぜひ今後も、勉強をしながら新しい図書を紹介できればと思います。
 
それでは、次回の投稿をお楽しみに~!

『イノベーション入門』

小川正博著  2021年

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