from LS
『楽園のカンヴァス』(北館)
はじめまして。LS2年の北舘です。
ミステリーを嗜む皆さん、美術ミステリーを読んだことはあるでしょうか。
今回私が紹介するのは『楽園のカンヴァス』です。
この本はルソーの名作「夢」という絵画と酷似した作品を中心に展開されていきます。この作品の所有者であるコンラート・バイラーがある時、ルソー愛好家を邸宅に招きます。その愛好家はアシスタント・キュレーターのティム・W・ブラウンと日本のルソー研究者として名高い早川織江です。バイラーは招いて早々、その絵画が本物であるか判定してほしいと言います。そして、正しく真贋判定したものにこの絵画を譲るということも。この言葉を皮切りに邸宅での絵画に秘められた真実を探る7日間が始まります。手がかりは謎の古書。絵画を手にするのはどちらでしょうか。
ルソー研究の第一人者であるティムと早川の勝負の行方は。謎に包まれたコレクター、コンラート・バイラーが彼らを招いた意図とは。そして何より、ルソーとピカソ、2人の天才がカンヴァスに込めた思いとは。
この夏は原田マハさんが織りなすミステリー×絵画の物語に浸ってみませんか。1Fの文庫コーナーへぜひ足を運んでみてください。
『楽園のカンヴァス』(新潮文庫 ; 9987, は-63-1)
原田マハ著 2014年
請求番号:913.6/H32r
登録番号:Y269089
バーコード番号:001505586U
配架場所:1F 文庫コーナー
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