from LS

『すべてがFになる : The perfect insider』(渡部)

こんにちは、LS2年の渡部です。
 
今回私がおすすめしたい本は、森博嗣さんの『すべてがFになる : The perfect insider』です。
 
孤島のハイテク研究所で、俗世から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。そんな彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。
 
これまでに350以上の本を発表し、様々なジャンルを横断するスタイルで、多くの支持を受けている森博嗣。この作品は実写化、アニメ化をしたことで知名度が上がり、彼の代表作として知られています。
 
この小説の魅力はコロコロとハイスピードで変わる秀逸な展開と、個性豊かな登場人物にあります。特に“人類のうちで神に最も近い”天才工学博士として登場する四季のキャラクターは強烈で、引き込まれること間違いなしです。
 
この小説の主人公である頭脳明晰な助教授の犀川と世間知らずのお嬢様萌絵という凸凹探偵コンビも非常に魅力的です。このコンビが登場するシリーズは「S&Mシリーズ」として、他にも9作品が発表されています。気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。

『すべてがFになる : The perfect insider』(講談社文庫 ; [も28-1])

森博嗣著 1998年
 
請求記号:913.6/MO45s
登録番号:Y326831
バーコード番号:001684745Z
配架場所:文庫コーナー(1F)

11月いっぱいまでは選書ツアー本コーナーにて展示中(貸出もできます)。