こんにちは！LS3年のたまきです！
 
みなさん、いかがお過ごしですか？
いよいよ後期も始まりましたね。
張り切っていきましょう！
 
私が紹介する本は、米澤穂信著『満願』です。
 
米澤穂信さんといえば、実写映画化もされたデビュー作、『氷菓』をはじめとする『〈古典部〉シリーズ』が有名なので、お名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
 
今回は、そんな米澤穂信さんの2014年に刊行された短篇集、『満願』を紹介します。この作品は、第27回山本周五郎賞を受賞している他、史上初、ミステリーランキング3冠に輝いた、評価の高い作品なんです！
 
内容は全6篇からなるもので、どこか不気味な雰囲気を感じるものが多いですが、その不気味さがラストで絶望や戦慄に変わるようなものなど、非常に面白い短篇集です。
 
中でも私のイチオシは、3篇目の『柘榴』です。
この作品は、不思議な魅力を持つ男、佐原成海に運命を狂わされる、母、姉、妹の3人の女性のお話です。少しずつ明らかになるそれぞれの登場人物の意図に、あなたは何を感じるでしょうか。
 
ミステリー好きの人はもちろん、初心者でも、短篇集ということで、読みやすい作品だと思います。
ぜひ読んでみてください！