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『ハムレット』(中村)

こんにちは!LS1年の中村です。

今回私が紹介するのは、英国が世界に誇る文豪、ウィリアム・シェイクスピアの『ハムレット』です。
この作品を読んだことがなくても、「生か死か、それが疑問だ」というセリフはご存知の方は多いかと思います。
シェイクスピアの戯曲は大別して習作時代、喜劇時代、悲劇時代、浪漫劇時代の四期に分けられます。この『ハムレット』は、第三期の悲劇時代の初めに書かれました。シェイクスピアの作品の中でも特に人気のある作品です。

主人公ハムレットはデンマークの王子です。彼の父親は急死してしまい、叔父が王座についていました。
ある夜、城に亡霊が現れるとの噂を聞きつけたハムレットは、その場所に向かってみました。そこに現れたのは、なんと亡き父の霊! 彼は亡霊から、父親の死は叔父の計略によるものだと聞かされます。彼は復讐を決意し、狂人になったフリをして、叔父の暗殺を企てるのでした。

この作品で注目していただきたいのは登場人物たちのセリフです。先に一つ紹介しましたが、このほかにも魅力的なセリフがたくさん出てきます。お気に入りを見つけてみてください。また、シェイクスピアの卓越した観察眼からなる繊細な心理描写も必見です。
ぜひ手にとってみてください!シェイクスピアを読んだことがない方にもお勧めできる作品です。

『ハムレット』(新潮文庫)

シェイクスピア著 ; 福田恆存訳 1977年
 
請求記号:932.3/S22f
登録番号:241640
バーコード番号:000811862Q
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