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『疑惑』(本多)

こんにちは! LS2年、本多です。今回は、映画を見てから本を読むか、本を読んでから映画を見るか、どちらからでもお勧めの作品を紹介します。

今年没後30周年になる推理小説家、松本清張。みなさんはご存じですか。戦後の昭和を代表する作家で、歴史小説から社会派推理小説まで幅広い分野で作品を量産し、長く活躍しました。
そんな松本清張の代表作の一つ『疑惑』を紹介します。この作品は、弁護士の佐原貞吉が、夫殺しの疑惑をかけられ“鬼クマ”と呼ばれる白河球麿子(クマコ!)を無罪に導こうとする様を描いたサスペンスです。佐原が状況証拠を一つ一つ見出していくと同時に、見え隠れする球磨子の企み、二人の心理戦、実際に起きた事件のルポルタージュを読んでいるような臨場感に、あなたは目を奪われること間違いなしです!この作品は、ドラマや映画などで何度も映像化され、ここ成城大学には、『疑惑』の映画があり、弁護士が佐原律子という女性で描かれています。映像化された作品は、弁護士を女性とする設定が多く、個性の強い女性同士がぶつかり合う演出が特徴になっています。映像化された作品の中には、このシーンだけを描きたくて作られたのではないかと思う作品もあります。

映画を見てから本を読むか、本を読んでから映画を見るか。あなたなら、どっち?

「疑惑」『松本清張全集 66巻』

松本清張著 1996年
 
請求記号:918.6/MA81b/66
登録番号:Y036360
バーコード番号:000433650L
配架場所:B3F

『疑惑』松本清張原作・脚色 ; 吉田求脚本 ; 野村芳太郎脚本・監督 c1982

請求記号:V77b/N95g
登録番号:Q015030
バーコード番号:001365103J
 
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