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『容疑者Xの献身』(しおり)

こんにちは!LS2年のしおりです!
あっという間に寒くなって、布団から出難い季節になりましたね;;
 

さて、今回紹介する本は東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」です。人気のガリレオシリーズ初の長編作で、直木賞をはじめとする数々の賞を受賞し、映像化もされている有名な作品なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
私にとっては初めて読んだ東野圭吾作品で、思い出の一冊でもあります。
この作品は衝動的に殺人を犯してしまった母娘の隣に住む数学教師・石神が、二人の殺人の隠蔽をする提案を持ち掛けてから話が展開していきます。犯人を暴くミステリーではなく、犯人も共犯者も読者に知らせたうえで事件がどう動くのか、どう解決していくのかに焦点を当てたミステリーです。

石神は、シリーズ通しての主人公 湯川の大学時代の同期であり、彼も認める天才でした。
天才対天才、作者曰く「湯川を悩ますことができる犯人」として登場する石神の圧倒的頭脳は必見です。

また、ミステリーだけでなく心理描写もこの本が支持される理由の一つでしょう。
かつての同期の罪を暴くことに苦悩する湯川、母娘への石神の思い、綴られる感情に心を揺さぶられ、原作を読み終わったときには題名を噛みしめる事しかできませんでした。因みに映画はラストで大号泣しました。

そんな「容疑者Xの献身」は図書館に原作、映画共に置いてあります。
とても面白いので是非触れてみてください。原作は長めなので暖かくして読んでくださいね!
 

『容疑者Xの献身』

東野圭吾著 2005年
請求記号:913.6/H55y
登録番号:Y125229
バーコード番号:001183623O
配架場所:2F

『容疑者Xの献身』西谷弘監督;東野圭吾原作;福田靖脚本 2009年

請求記号:BD77b/N86y
登録番号:Q004827
バーコード番号:001158390R
 
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